<学習心理学>やる気の心理学② - 臨床心理士指定大学院 対策ブログ

<学習心理学>やる気の心理学②

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前回は、「やる気の心理学①」として、
動機付けの種類と、TARGET構造というものを紹介しました。


今回は、勉強をするときに、何を目標に頑張るのか?という、

達成目標理論

を紹介したいと思います。



達成目標理論では、

熟達-遂行という次元と、
接近-回避という次元の

2つの次元から理解することができます。



【熟達-遂行】

熟達目標:熟達することや、挑戦することを目標とする
遂行目標:よい成績をとることや、低い評価を避けることを目標とする


熟達目標をもっている人は、
勉強などをすること自体に興味・関心があるため、
それが難しいものであってもやりがいを感じ、粘り強く取り組むことができます。

遂行目標をもっている人は、
自分への評価や、他者との比較に目がいってしまうため、
難しいものができなかった場合は、能力が低いとみなされてしまうと思うため、
はやく諦めてしまう傾向が強いようです。




【接近-回避】


最近では、「熟達-遂行」だけでなく、
何かを得るためにやっているのか、何かを避けるためにやっているのかという、
「接近-回避」の考え方を取り入れて、理解する試みがなされています。


熟達接近目標:課題を理解し、獲得することへの目標
Ex). わかるようになりたいから
熟達回避目標:課題を十分に理解・習得しないことを避ける目標
Ex). わからないのが嫌だから

遂行接近目標:相対的な評価や能力を求める目標
Ex). 友達より良い成績をとりたいから
遂行回避目標:他者との比較や相対的な基準での無能感や劣等感を避ける目標
Ex). 頭が悪いと思われたくないから


勉強やメンタルヘルスについて、
熟達接近目標ではポジティブな影響が、
遂行回避目標ではネガティブな影響があることが、
これまでの研究でわかっています。



あなたは、
どのような目標を持って、勉強をしているのでしょうか?

時には原点に立ち返って考えてみることも大事なのかもしれません。



なお、学習心理学ついて、より詳しく勉強したい方は、
以下の書籍が役立ちます。


グラフィック学習心理学―行動と認知 (Graphic text book)

絵やグラフがたくん載っており、目で見て楽しい参考書になっています。
大切なところは文字が青色で強調されていて、勉強するには使いやすいかと思います。
オススメの一冊です。




学習心理学への招待―学習・記憶のしくみを探る (新心理学ライブラリ)

上に紹介したものが、絵や図で理解する参考書だとしたら、
こちらは文章で理解する参考書と言えるでしょう。
説明がわかりやすいので、サラッと読めるかと思います。
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